FUT法からさらに進化する自毛植毛

薄毛や抜け毛で悩む人は多いのですが、最近では専門の病院で治療を受けたり、誰にも知られないような最新の技術で植毛をしてもらうという方法があり、以前のようにカツラを付けたりあきらめるしかないということはなくなってきました。
AGAという男性型脱毛症は男性ホルモンが前頭部や頭頂部にある物質の影響で薄毛や抜け毛を引き起こすホルモンに変わってしまうことが原因となることが分かり、その原因を抑えるという治療法が確立しています。
また植毛では人工毛を植え付けるという方法は以前からありましたが、自分の毛を植毛することでもっと副作用もなく効果的に髪の毛が成長していくという自毛植毛が、自然で人気があります。
では自毛植毛とはどのように行われるのかということなのですが、男性型脱毛症になると前頭部や頭頂部は薄くなってきても後頭部はあまり影響を受けないのであまり薄毛にはならないのですが、その部分の自分の毛を毛包単位ごとに採取し、薄毛の部分に植え付けていくことになります。
まずは後頭部に局部麻酔をして、メスを使って頭皮ごと幅1cm、長さ10cmから20cmの薄い帯状に採取し、その後は縫合されます。採取された薄い帯状のところから顕微鏡下で毛根単位の小さな片に分けられるのですが、一本一本の毛根の向きも異なり、また毛根を傷めないようにこの作業は熟練したスタッフによって行われます。

ベテラン
植毛をしたい前頭部や頭頂部に1mmから2mm程度のスリットを開けていき、デリケートな片を傷めないようにピンセットで丁寧に移植をしていくという方法で、この方法はFUT法と言われます。しかしメスを使わないで行う方法もあり、その方法では局部麻酔はするのですが、極細のパンチを用いて毛包単位ごとにくりぬき移植する毛の株を1個づつ採取するという方法で、その場合パンチを使った部分は1mm程度で10日から2週間くらいで自然に穴がふさがってきます。
FUT法なら広い範囲の皮膚を切り取るため、再度の植毛はなかなかできずせめて2回の施術が限度となりますが、極細パンチを使う方法なら繰り返して施術することができ、予算と合わせながらの施術もできます。
またメスを使わないので術後の回復が早く傷跡も目立たないというメリットがあるうえ、生着率はEUT法が80%から95%であることに対し極細パンチの場合には95%以上の生着率となるのです。それはFUT法は頭皮を帯状に採取するため、その部分の毛を使うことになるので、1つの毛穴から2、3本出ている毛ばかりとは限らず1本毛の場合や細くて弱い毛も使われることになリますが、極細パンチは毛の細胞組織を壊すことがなく採取でき、しかも毛穴から2、3本出ているものや太くて強い毛の毛包を選んで採取することができるので生着率に差が出てくるということになります。
後頭部の移植する毛を採取したところは、毛包ごと採取しているのでもう生えてくることはありませんが、後頭部は髪の毛がたくさんあり、密度も高いので他の毛がどんどん伸びてくることによって見た目は変わらなくなってくるのでその心配も不要、また日帰りで帰ることもできる手術で、翌日は消毒のための通院が必要ですが、その後は移植した部分をぶつけたりこすったりしないようにしなければ洗髪も可能になり、1週間もすれば元の生活に戻ることができ、その後も半年程度ごとの定期健診の2でメンテバンスの必要もなくて気楽に受けることができます。

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このように自毛植毛はどんどん進化していて、自分の毛なのでとても自然に髪が成長して増やすことができ、また確実に薄毛を解消できる方法なので若い方も女性の方にも人気を呼んでいる植毛法です。

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