自然な仕上がりの単一植毛という自毛植毛

男性ホルモンの影響などで薄毛や抜け毛に対する治療法がいくつかありますが、最近では専門医の診察を受けることで適切な診断をし外用薬や内服薬などの薬を処方してもらうことができます。しかしそのような治療法にはリバウンドの可能性もありずっと続けていくことが必要になってきます。
そんな中で植毛という方法もあり、植毛にも人工毛と自毛植毛があるのですが、人工植毛は最初からイメージ通りの髪型にできるメリットはありますが、人の体にとっては異物となってしまい半分くらいは抜けてしまうので、一回の施術費用は自毛より安くても何回かメンテナンスを行う必要があるため結局コストがかかってしまうというデメリットがあります。それに対し自毛植毛なら自分の毛なので拒絶反応もなく一回の手術でうまく定着すれば一生自然に髪は増えてくるのです。
自毛植毛の中にもいくつかの方法があるのですが、その中で単一植毛という方法があります。単一植毛は本来けがや病気で頭皮の一部が脱毛状態となってしまった人たちのための医療目的で研究され治療されてきたものですが今では薄毛対策用としても行われています。ただ単一植毛は一本一本の地網を移植していくのですが、一時間に10本や20本くらいしかできなかったので特に若年性脱毛症にはあまり活用されていませんでしたが、現在では一時間当たり1000本、2000本とできるようになり若年性脱毛症にも用いられるようになってきました。

田植え
男性型脱毛症では前頭部や頭頂部は薄くなっていくのですが、側頭部や後頭部はあまり男性ホルモンの影響を受けないので薄くはなりにくい部分で、自毛植毛をする際には側頭部や後頭部の毛を使うことになり、その部分の丈夫な毛を前頭部や頭頂部に移植することによって前頭部や頭頂部でも丈夫な毛が育つことになります。
単一植毛では個々の髪型によっても変わりますが、通常500本から2000本の移植を行うのですが、人によっては何回かに分けて合計で10000本位の移植を行うこともあれば少ない本数を数回に分けて行いしっかり定着させるという場合もあります。
まずはどのような髪の毛にしたいかなどを医師と十分に話し合い、移植する本数を検討し移植方法の説明などを受け、手術当日には局部麻酔をして有毛部分の頭皮を雌で切り取って縫合をしてもらうのですが、その間別のスタッフが切り取った頭皮から毛を株分けしてもらい、またそれを薄毛部分に移植していくという方法となりますが、移植の際にはニードル式やスリット式などの方法があり、ニードル式は一本づつ植毛株をニードルにセットして押し出すように入れていく方法で、人手はかかるのですが傷跡が目立たないというメリットがあり、スリット式は植毛針やメスで切れ目を作ってピンセットで一株づつ植えていく方法となっています。

田植え

一本一本植毛をしていくので、時間がかかりどうしても植える位置の密度が低くなってしまうこと、またはもともと生えていた毛が抜けてしまうというショックロス現象も一時的ですが起こる可能性があリますが、毛髪の植える角度や高さなどを自由に調節をすることができるため仕上がりがとても自然な雰囲気になるうえ、生え際などの細部にも一本一本植えていくことができるので、頭髪だけでなく眉毛などの植毛にも適している方法です。
また他に毛包単位で分けて植毛するハンドル植毛という方法もあり、それは自然な仕上がりになるという単一植毛のメリットはそのまま生かせるうえ、高密度な植毛を行うことができるため、まばらな感じが少なくなり、より自然な噛みに仕上がる方法ということになります。

 

なお、AGAスキンクリニックのHair Moving植毛法は更に、メスを利用しドナーを1本1本(毛包単位)、手作業で丁寧に切り分ける為、今までにない定着率、発毛率が売りの植毛方法ですが、メスの傷跡が残るのが唯一のデメリットといえるでしょう。
このように長期にかけて薬を服用したりするものよりも施術におけるコストはかかりますが、一回で終えてしまうことができ、自然な髪型を期待できる自毛植毛は人気のある治療法です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です